Q&A

☆生理痛について (2022年7月26日更新)
 最近、生理痛に関するお問い合わせが多いのです。以前は痛み止めの消炎鎮痛剤を用いるなどの対症療法が主体でした。しかし近年は生理痛に対して積極的に治療するようになってきました。ここで皆さんに質問です。『生理って痛いものだよね』、『生理の時、痛み止めを使う』 ⇒これらは
当然のことだ
、と思っておられませんか?残念ながら、この認識は違うのです。本来、『生理は痛くないもの 』なんですね。痛みを感じる女性は将来的に
子宮内膜症
の可能性があります。そして子宮内膜症は不妊症の一大原因です。さらに、放置すれば将来、卵巣がんや子宮体がんの誘因にもなり得る、と言われています。そこで痛みの強い女性は、基本的にホルモン治療をしておいた方が良い、という考え方になってきました。どのくらいの年齢から始められるのか?ですが、例えばローティーンの女性でも、初潮から3回の月経を経た後なら開始可能とされています。治療法には内服する超低用量ピル(LEP製剤と言います)やミレーナ(子宮内システムLNG-IUS)などの治療法があります。また生理痛に対する痛み止めも、単なる鎮痛剤だけでない処方を致します。
 月経周期中の諸症状=痛み、出血過多、月経前のイライラや落ち込み、頭痛、不眠、排卵期の痛みや出血、などを感じられる方は「こんなものだ」とか「我慢が足りない」なんて自分で自分を納得させないでください。病気が隠れているかもしれないのですから、ご相談にいらしてください。
 ※ティーンエイジャーの方のご相談も大丈夫です。ただ高校生以下の場合、ご家族にもホルモン治療をご理解して頂きたいので、来院の際は、保護者と一緒にいらしてください。

☆2022年7月の≪新型コロナ対策≫・≪ワクチン接種≫に関して
感染者数は爆発的に増加しています。

❶ワクチン接種と、
❷34週に入ったら、ご家庭内でも感染防御に十分努めてください。
❸当院外来で漢方薬の予防措置を講じております。ご来院ください


☆2022年6月の新型コロナ対策・≪特にワクチン接種状況≫に関して
 いまだに、感染者数は毎日数千人を数えており、終息したといえない状況です。当院にかかっている妊婦さん方は、ワクチン接種を受けておられると思います(➡Q&A 2021/4月Q&A 2021/7月など参照してください)
☆最近米国で
『ワクチン接種妊婦は、ワクチンが早産へ影響しない(=悪化させない)。むしろ若干だが未接種妊婦は早産率が上がる傾向もみられる』
という研究結果が発表されました。単純に日本も同等とは考えられませんが、一つの後押しとなるでしょう。ワクチン接種可能な妊婦さんは
『なるべく早めに接種を受けましょう』
ところで、なぜこのように勧めるのか、といえば
☆最近の、多摩地域の新型コロナ感染産婦さんを取り巻く状況が、 大変になってきたからです。
 ここ3か月くらいの間に、正期産時期(10か月)に入ってから、新型コロナに感染した患者さんが数人おられました。一旦、新型コロナの症状(=発熱など)と検査で感染が確認されますと、当院ではなく、南多摩保健所の管理下に組み込まれるようになります。
 自動的に新型コロナ対策可能な、総合病院の産科か、感染病棟に移送される(➡行先は選べません)ことになります。そして場合によっては、そこでのお産を選択せざるを得ないケースも出てきました。直近の例では稲城市立病院、都立多摩総合医療センター、遠方では板橋区の都立豊島病院まで搬送され、そこでお産を迎えた方もおられました。多摩の妊婦さんが多摩地区でお産が出来ないのは哀しい事態です。
❶ワクチン接種と、
❷34週に入ったら、ご家庭内でも感染防御に十分努めてください。
ご主人や上のお子さんが持ち込むウイルスも妊婦さんにとっては危険な感染源となります。ご本人様だけでなく、ご家族の手洗い、うがい、消毒薬、そしてできるだけ家庭内でもマスクのご利用を励行してください。
 当院で漢方薬の予防措置を講じております。来院してお問い合わせください。皆さんくれぐれも、ご自愛ください
なお、以前と同様に、
発熱患者様には、発熱後約2週間の自宅待機をお願いしております。ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。


☆2021年7月の新型コロナ対策・≪特にワクチン接種状況≫に関して
いまだに、感染者数は増加しています。そこで妊婦へのワクチン接種ですが、今まで適応外となっていました。
(➡Q&A 2021 4月
しかし、6月に産婦人科学会等の、関連学会団体から
『妊婦への接種は問題ない。むしろメリットがある』
という声明が出ました。
 ワクチン接種が可能な妊婦さんは
『なるべく早めに接種を受けましょう』
ただし、妊娠期間中に接種が受けられなさそうな患者様には、当院で漢方薬の予防措置を講じております。来院してお問い合わせください
 また授乳期の接種もOKなので、積極的に接種を受けましょう。
 以前のインフルエンザ流行期のワクチン接種状況に似ています。
(➡Q&A 2020 2月
皆さんくれぐれも、ご自愛ください
 なお、以前と同様に、
発熱患者様には、発熱後約2週間の自宅待機をお願いしております。ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

 

Q: 新型コロナウイルス感染予防には?

A :新型コロナウイルス感染は、いまだ全貌が明らかになっておりません。特に妊婦・産婦が感染した時の重症度が不明です。ただしインフルエンザ感染妊婦が重症化しやすいことから類推すると、妊婦は決して安心なさらずしっかりとした予防策をとってください。
基本的には風邪をひかない予防をしてください
➀マスクを着用しましょう。
⓶細かい手洗いを頻繁に
(10秒石鹸で手洗い+10秒流水で流す)×2回=1セット
③風邪をひいたと思ったら、すぐに風邪薬を服用しましょう
(当院では漢方薬をお勧めしております。ご希望の方は申し出てください)

④外出を控えてください。

 

Q1:妊娠中の体重増加について
A :以前は母体の体重増加は厳しく批判されていたこともありました。しかし現在は体重増加にはあまり神経質にならなくてよい、と言われています。ですので、原則的に体重が増えても危険でなければ、体重指導は『ゆるやかに行う』ということになってます。
危険なケースとは、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病(赤ちゃんが巨大傾向にある、尿糖が続く)などで、その都度お伝えいたします。

 

Q1:赤ちゃんの成長について
A :受精後900日間の赤ちゃんの成長が順調であることが重要であると言われています。平たく言えば【赤ちゃんを授かってから生まれるまで】+【生まれてから一年以上】の間、成長曲線に沿って大きくなること、です。もし順調に大きくならないと出生児が将来、成人病になりやすいと言われています。日野市の小児科の先生方の勉強会でも市立病院の部長先生が重要性を強く言われていました。そのためコンチェルトでも妊婦健診中はできるだけ超音波の成長曲線を利用してお知らせすること、生まれてからは母子手帳の成長曲線を活用するように努めています。

 

Q1:無痛分娩(硬膜外麻酔下分娩)・和痛分娩について

A :分娩の際には『陣痛』があります。陣痛の実体は「赤ちゃんを押し出すためには必要不可欠な、子宮収縮」のことです。しかしその名の通り「痛み」を伴うため、恐怖感を覚える患者様がいらっしゃることも事実です。また中には「お産は痛みを乗り越えるからこそ、意義がある」と考える患者様やご家族がおられることもまた事実です。 ただ痛みがあるからこそ、「いやだなぁ」と感じたり、恐怖を覚える方もおられるでしょう。当院では痛みをそのまま受け止める分娩も、また痛みを感じない分娩も、患者様が良いと思われる方法を選択してくだされば結構です。(中には、お受けできないシチュエーションもありますので、事前にお問い合わせください)

・和痛分娩:分娩中に気持ちを落ち着かせる筋肉注射です。パニックになりそうな患者さんにも有効です。事前予約は必要なく、随時承ります。

・無痛分娩(硬膜外麻酔下分娩):脊髄のすぐ外側にカテーテル(細い管)を挿入し、そこから麻酔薬を投入します。当院の方法では分娩に必要な娩出力は残したまま、痛みは殆ど感じないようになります。多くの場合1~2日前から入院して、産道を柔らかくする処置を行う計画誘発分娩で行います。特に初産婦の患者様は、計画分娩の方が、成功率が高くなります。 ご希望の方は医師とよくご相談されたうえ、お申し込み下さい。 (※自然経過の経腟分娩と同様の確率で帝王切開に移行する可能性があります。あらかじめご了承ください)

 

Q1:インフルエンザについて

A :インフルエンザの大流行が報道されています。胎児奇形などの影響はほとんどないと言われていますが、妊娠中の女性が高熱を発すると妊娠そのものの維持が困難となることも多く、また罹患すると非妊時よりも重症化しやすく、お母さんの命にかかわることもあります。

予防することと重症化させないことが重要です。

予防法は

① ワクチン接種=感染しないというより、重症化しにくい。

② マスク着用

③ 手洗い

④ 予防的抗ウイルス剤服用(家族や同僚が感染したケースなどに) などです。

予防法の詳細は来院されたときにお尋ねください。

 

Q1:「風疹についておききしたいのですが」
A : 風疹の大流行が騒がれています。問題は妊娠中の女性が罹患すると先天性風疹症候群(CRS)になることです。新生児の脳、心臓、眼などに病変が出来、ご両親は大変です。検査は主にHI法という母体血液検査になります。この検査は結果=抗体価が<2>の倍数で表されます。HI抗体価32倍以上は罹患しないと言われています。特に16倍以下で妊娠20週以前の方は罹患する確率が高くなりますので、マスク着用と人混みを避けるという予防を徹底しましょう。また妊娠20以降は罹患してもCRSにはならないと言われているので、その時期に入ったら風疹の予防は必要なくなります。詳細は来院されたときにお聞きになってください。

 

Q1:「産婦人科コンチェルトと加来産婦人科コンチェルト第二とは同じですか?」

A :『産婦人科コンチェルト』は『加来産婦人科医院』を譲り受け、2009年4月1日から新しく発進した医院です。当初より建物は同じですが、経営者である院長 大村浩はじめ医師・助産師などの院内診療体制は異なり、前院長加来先生は当院にはタッチされておりません。よってカルテなども互換性が無いのです。ただし地理的な条件で当院のほうがお近いという方、なじみがあるという方もおられると思います。そういう加来産婦人科時代の患者様も産婦人科コンチェルトを従来と同じようにご利用なさってください。

 

Q2:「産婦人科コンチェルトでお産したいのですが、何週くらいまでに予約が必要ですか?」

A :当院では開院以来、より安全な産科医療へと何回か大きく舵を切って変革しております。現在当院でお産される方には、できる限りの安全医療を提供したいと思っています。その中心が妊婦健診とコンチェルトクラス(母親学級)です。健診でのチェックも必要ですが、当院で分娩する患者様に必ず出席いただく、コンチェルトクラスでの、実際の患者様方から得られた生きた情報、実践的な話などは他の医療機関と大きく異なる重要なところです。妊婦様の安全のためにも、分娩予約を早めにとっていただき、ぜひクラスを受けていただきたいのです。

一応16週くらいまでの予約をお願いしております。